S6M3F-T2MTKL

三菱舶用エンジン MAX.279kW(380 PS)

伝統が生きる。技術が光る。

三菱が提案するこれからのかたち、コンパクト「M3F」発進。

商品の特徴

❙高出力

279kW のハイパワー。低速から高速まで、フルレンジで威力を発揮。

自社製ターボとシリンダヘッド最適スワールのマッチングと、小型・高効率のインタークーラ、ポンプギヤの軸受を追加し、信頼性をアップした噴射ポンプ、内面タフトライド処理により、耐摩耗性を向上させたシリンダーライナなどを装備。これらの数々の高度な技術が279kW(軽作業仕様)のハイパワーを実現し、しかも低燃費をも実現しています。さらにトロイダルタイプのキャビティーで、低速時から高速航行まで、ハイパワーを提供します。

❙コンパクト

搭載性に優れた先進のデザイン。 軽量、コンパクト、ローラインと3拍子そろったボディ。

ターボチャージャをボディ後部へ、そして全高を低く抑えた画期的なロープロフィールデザインを採用。また小型マリンギヤの採用や補機類の容量アップ・小型化により、大幅なコンパクト化を達成しました。また、馬力あたり重量も3.5kg/kW(2.6kg/PS)という超軽量化を実現、搭載性が自慢の次世代スタイルです。

❙高性能・高信頼性

信頼性の高いタフネス構造。 ハードワークにもゆとりで対応。

高度な生産技術により、フィレットR部まで高周波焼き入れをし、疲労強度を上げたクランクシャフト、軸系ねじり振動軽減のためのビスカスダンパ、アルミ鋳物製大容量オイルパン、急加速時の排煙減少を実現するブーストコンベンセ-タ、実績のある過流式清水ポンプ、ゴムインペラ式の海水ポンプ、アルミ鋳物ドーナツ冷却式のピストンなど、過酷な使用状況でも安定した運転ができる、まさに高出力エンジンにふさわしいタフネス構造です。

❙整備性

メンテナンス面にも充分配慮。 扱いやすさ、快適さを追求する多彩な工夫。

ロッド、ピストンの船内整備点検が可能な点検用側蓋、カム軸、タペット用のカム点検窓を装備。またインタークーラ蓋、清水クーラ蓋など、海水通路部分に銅合金材を配し、亜鉛棒が不要となりました。さらに単筒独立形のシリンダヘッド採用など、整備性も一段と向上しました。

仕様

※掲載されている数値は参考値です。詳細に関してはお問合せ願います。
 シリンダ内径×行程  mm 105.9×135
 連続出力  kW(PS)/rpm 254(345)/2471
 実用最大出力  kW(PS)/rpm 279(380)/2550
乾燥質量 kg  985